ARK: Survival Evolved ゲーム

【ARK: Survival Evolved】個人サーバを構築しよう(Windows編)

投稿日:2020年3月2日 更新日:

レンタルサーバー(VPS)を借りて ARK: Survival Evolved の個人サーバー(非公式サーバー)を設定・構築した手順についてご紹介させていただきます。仲間内で楽しくマルチプレイできるようになりますので、作り方の参考になれば幸いです。

本記事では Windows での構築方法をご紹介しています。Linux でのサーバーの立て方については以下の記事をご参照ください。
【ARK: Survival Evolved】個人サーバを構築しよう

ARK: Survival Evolved とは

以下の記事の冒頭で軽くご紹介していますので、よろしければそちらをご参照ください。

【ARK: Survival Evolved】個人サーバを構築しよう(Linux編)

個人サーバ(非公式サーバ)とは

こちらも以下の記事で軽くご紹介していますので、よろしければそちらをご参照ください。

【ARK: Survival Evolved】個人サーバを構築しよう(Linux編)

個人サーバを立てるまでの大きな流れ

個人でサーバをレンタルして ARK のサーバプログラムを動かす場合、大きくは以下の流れとなります。

  1. サーバ(VPS:仮想プライベートサーバ)をレンタルする
  2. サーバに ARK: Survival Evolved のサーバプログラムをインストールする

今回は Windows編ということで、さくらVPS の W2Gプラン(月額 2,000円~)で試してみました。私の場合、申し込んでから 10分以内でサーバが使えるようになりました。

さくらのVPS

さくらVPS を選んだのは以下の理由からです。

  • 14日間の無料期間があるため、うまく動作しなかった場合などにキャンセルできる
  • 実装メモリが少ない場合、ARK を起動するためにハードディスクを仮想的なメモリとして使う必要があるため、ハードディスクに高速な SSD を採用していることが必要
  • 通信量の制限がない
プランCPUメモリディスク
容量
料金
W1G仮想2Core1GBSSD 50GB月額 1,000円~
W2G仮想3Core2GBSSD 100GB月額 2,000円~
W4G仮想4Core4GBSSD 200GB月額 3,900円~
W8G仮想6Core8GBSSD 400GB月額 7,700円~
W16G仮想8Core16GBSSD 800GB月額 14,500円~

プランが上がるほどそれなりにお金が掛かりますが、割り勘して 1人あたりの費用が高くならない範囲でプランを決定すれば良いと思います。

Linux のプランに比べて Widnows の方が月額料金が高いのですが、Linux の操作に抵抗や不安のある方は Windows のプランを検討してみてください。

私はさくらのVPS で構築しましたが、内蔵ディスクに SSD を採用している ConoHa と少し比較してみましたので、よろしければ以下の記事もご参照ください。

【VPS】どのサービスをゲームのマルチプレイサーバとして選ぶか

なお、Windows のサーバーでは軽くプレイしただけで分からなかったのですが、Linux のメモリ2GBのプランで遊んでいると時間経過での経験値上昇や周囲の恐竜の動きが急に停止し、数秒後に動作が復活してキャラクターの位置が巻き戻る事象(ラグ)がたまに起こっていました。
メモリ4GBのプランに変更すると解消したので、もしかすると Windows でも同じ事象が発生する場合は 4GB のプラン(W4G)を選択した方がよいかもしれません。

個人サーバへのサーバプログラムのセットアップ

サーバに接続

リモートデスクトップでサーバに接続するか、プロバイダが提供している VPS のコンソールの機能でサーバの画面を開きます。

リモートデスクトップを使うには追加料金が掛かるため、私は VPS のコンソールの機能でサーバの画面を開いて操作を行いました。

仮想メモリの拡張

ARK のサーバプログラムは最低でも 6GB のメモリを必要とするとのことです。メモリ 2GB のプランでは足りないため、ハードディスクの領域を仮想的なメモリとして割り当てます。
※6GB 以上の十分なメモリを持ったマシンであれば、この操作は不要です。

Windows ボタンを右クリックして、[システム] を選択

[システムの詳細設定] を選択

[詳細設定] タブの [パフォーマンス]→[設定] をクリック

[詳細設定] タブの [仮想メモリ]→[変更] をクリック

[すべてのドライブのページファイルのサイズを自動的に管理する] の選択を解除

[カスタムサイズ] を選択し、初期サイズと最大サイズを入力して [設定] をクリック後、[OK] をクリック

例では 10GB(10240 MB)を割り当てています。

設定完了後、再起動を促すダイアログが表示されますので、[今すぐ再起動する] をクリックするか、手動で OS の再起動を行います。

サーバプログラムのインストール

SteamCMD というプログラムをダウンロードし、SteamCMD を使って ARK のサーバプログラムを Steam からインストールするという流れになります。

SteamCMD をダウンロードするフォルダを作成

例では、Cドライブ直下に「SteamCMD」というフォルダを作成しています。

SteamCMD をダウンロード

ブラウザに以下の URL を入力し、SteamCMD を先ほど作成したフォルダにダウンロードします。

https://steamcdn-a.akamaihd.net/client/installer/steamcmd.zip

なお、Windows のサーバOS では Internet Explorer のセキュリティが高く設定されているため、以下の画像のようなポップアップが表示されます。[追加] ボタンをクリックして信頼済みサイトに対象ホストを追加してから、[閉じる] ボタンをクリックしてください。後ほど DirectX のランタイムをダウンロードする際にも同じメッセージが多く表示されますので、同様に信頼済みサイトに追加します。

SteamCMD を展開

ダウンロードした steamcmd.zip を右クリックして中身のファイルを展開します。

Windows ボタンを右クリックして、[コマンドプロンプト] を選択

SteamCMD の展開先フォルダに移動

>cd C:\SteamCMD\steamcmd

SteamCMD を実行

>steamcmd

匿名ユーザとしてログイン

Steam>login anonymous

ARK のサーバプログラムのインストール先ディレクトリを設定

Steam>force_install_dir c:\Steam\Game\ARK\

インストール先のパスはお好みで変更してください。

ARK のサーバプログラムをダウンロード

Steam>app_update 376030 validate

「376030」は Steam で管理されている ARK のサーバプログラムの ID を示しています。

余談ですが、他ゲームのプログラム等についても同じように ID を指定すればダウンロードできるようです。もし Steam の他のゲームでサーバを立てることがあれば、ARK でやったことあったなと思い出していただけたら嬉しいです。

Steam 上のゲーム等の ID は以下のサイトで調べることができます。

Steam Database

SteamCMD を終了

Steam>exit

DirectX のランタイムコンポーネントをインストール

ブラウザで DirectX を検索し、インストーラをダウンロードしてインストールします。

注意

ランタイムをインストールしないと、ARK の起動時に「コンピューターにXAPOFX1_5.dllがないため、プログラムを開始できません。この問題を解決するには、プログラムを再インストールしてみてください。」というエラーが表示されます。

サーバプログラムの起動

ARK のサーバプログラムを起動

>cd c:\Steam\Game\ARK\ShooterGame\Binaries\Win64
>ShooterGameServer TheIsland?Listen?SessionName=<セッション名>?ServerPassword=<ログインパスワード>?ServerAdminPassword=<管理者パスワード> -NoBattlEye

TheIsland

マップ名を指定しています。遊びたいマップに合わせてパラメータを変更してください。

指定できるパラメータについては以下のページの [GameUserSettings.ini] セクションが参考になります。
Server Configuration/ja
Server Configuration ※英語ですが、こちらのページの方が情報が新しいです。


例:
TheIsland、TheCenter、ScorchedEarth_P、Ragnarok、Aberration_P、Extinction、Valguero_P、Genesis

SessionName=<セッション名>

ゲームのサーバリストに表示されるセッションの名前です。一緒にプレイする仲間が判別し易いような分かりやすい名前を付けると良いと思います。

例:
SessionName=TaroImoWin

ServerPassword=<ログインパスワード>

ARK のクライアントからゲームにログインする時のパスワードです。このパスワードは一緒に遊ぶ仲間にも伝えてください。

例:
ServerPassword=PassW0rd

ServerAdminPassword=<管理者パスワード>

ゲーム内で管理者機能を使う際に必要なパスワードを設定します。

例:
ServerAdminPassword=AdPassW0rd

NoBattlEye

クライアント側で ARK を起動する際、プレイヤーのチート行為を防止するための BattlEye というプログラムをインストール・起動するか確認されます。

インストールしないことも可能なのですが、初期設定では BattlEye を起動していないとプレイできないようになっているため、「-NoBattlEye」オプションを付けて、BattlEye を起動していなくてもゲームをプレイできるようにしています。

サーバプログラムを起動すると別のウィンドウが立ち上がります。そこに以下のようなメッセージが表示されれば、起動完了です。
メッセージが表示されるまで 10分程度は掛かりますのでお待ちください。

Full Startup: XXX.XX seconds (BP compile: X.XX seconds)
Number of cores X

接続ポートの開放

ARK では以下のポートを外部からの通信に使います。外部からサーバの以下のポートに対して通信が可能となるように、許可設定を行います。

  • 27015/udp
  • 7777/udp ※
  • 7778/udp

※私の環境では 7777/udp を許可しなくてもプレイできたのですが、インターネット上の情報だとポートの開放が必要みたいなので、念のため開放しています。

Widnows ボタンを右クリックし、コントロールパネルを開く

[システムとセキュリティ] を選択

[ファイアウォールの状態の確認] を選択

[詳細設定] を選択

[受信の規則] で [新しい規則] を選択

ポートの通信許可設定を追加

以上でサーバ側の準備は完了です。

ゲームクライアントから個人サーバに接続してプレイするには

Steam のクライアント側でメニューから [表示]→[サーバー] を選択します。

[サーバーを追加] ボタンをクリックします。

サーバのホスト名やIPアドレスを入力し、[このアドレスをお気に入りに追加] ボタンをクリックします。

すると、以下のようにお気に入りにサーバが追加されます。
Linux で個人サーバを構築した際はここで [接続] ボタンをクリックして接続できていたのですが、なぜか Windows の個人サーバだと [接続] ボタンではうまく接続できません。

そこで、ARK のクライアントを通常通り起動します。

クライアントが起動したら [ARKを始める] を選択し、セッションフィルターを「お気に入り」に設定します。
先ほどお気に入りに追加した個人サーバが表示されますので、選択して [参加] をクリックします。

サーバプログラムを終了するには

サーバプログラムを終了するには、ゲーム内で管理者コマンドを使います。

ゲーム内で Tabキーを押し、コンソールを表示した後、以下のコマンドを入力し、管理者コマンドの利用を有効にします。

> enablecheats <管理者パスワード>

パスワードはサーバ起動時に「ServerAdminPassword=<管理者パスワード>」で指定したパスワードです。

例: enablecheats AdPassW0rd

次に以下のコマンドを入力し、サーバプログラムを終了します。

> adminCheat DoExit

サーバプログラムを終了させるのにいちいちゲームにログインするのが面倒という人は、RCONという仕組みを使って管理者コマンドをゲーム外から実行することができます。以下のページでご紹介していますので、気になる方はそちらもご参照ください。

【ARK: Survival Evolved】RCONによるゲーム外からの管理者コマンド実行

詳細なゲーム設定

サーバプログラムの詳細なゲーム設定は「GameUserSettings.ini」というファイルに記述されています。

設定ファイルのパス
[ARKのインストールパス]/ShooterGame/Saved/Config/WindowsServer/GameUserSettings.ini

例:
C:\steam\Game\ARK\ShooterGame\Saved\Config\WindowsServer\GameUserSettings.ini

設定ファイルには「パラメータ名=値」の形式でパラメータが一行ずつ記載されています。

例えば、恐竜のテイム速度を3倍にするには以下の行を設定ファイル内の [ServerSettings] セクション下にメモ帳(notepad)等で追記します。

注意

ARK のサーバープログラムを終了した状態で変更してください。もしくは、設定の変更後にサーバープログラムを再起動してください。

設定できるパラメータについては以下のページの [GameUserSettings.ini] セクションが参考になりますので、お好みで設定を変更してください。
Server Configuration/ja
Server Configuration ※英語ですが、こちらのページの方が情報が新しいです。

最後に

Windows のサーバの方が若干料金が高く、構築の手間も Linux とそれほど変わりません。ですが、Windows の画面の方が慣れていて心理的な安心感がある方も多いと思います。

私が試した限りでは Windows サーバ上でも問題なく動作していますので、Windows なら構築を試してみようかなと思われている方のご参考になれば幸いです。

14日間の無料お試し期間中に申込のキャンセルができますので、迷っている方は実際にサーバーを立てて、しばらくプレイしてみてから継続するかどうか判断してみてはいかがでしょうか。

さくらのVPS
ConoHa
ConoHa for Windows Server


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そういえば買いたい物があったんだった、日用品補充しなきゃ、などがあれば





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