Logicoolゲーミングマウスのマクロで特定のキーを押し続けるコードを以前に解説させていただきました。簡単なサンプルとして、マインクラフト(Minecraft)で釣り放置をするためのコードと実際の様子をご紹介したいと思います。
マインクラフトの釣り放置について
以下は KAZZBLOG.COM さんの記事を参考に作成した自動釣り機です。この自動釣り機では、右ボタンが押されている間はずっと釣りを続けてくれます。
釣りではエンチャント本やエンチャント付きの釣り竿、弓などが釣れるため、装備の揃っていない序盤では特にお世話になります。ただ、良いアイテムは中々釣れませんし、ずっと右クリックを維持しなければならないので、正直だるいです。
そこでマクロを使って右ボタンを押した状態を維持して放置し、その間に本を読んだり他のことをやることができます。寝る前にセットすると朝起きて大量のアイテムが釣れているので、テンションが上がります!
サンプルの動作
マクロの起動ボタンを押すと マウスの右ボタンを押したままの状態となります。
その状態で ctrlキーを押すと右ボタンを離してマクロが停止します。
起動ボタンは番号4 のボタンにしています。G502 HERO を例にすると親指のあたりのボタンになります。
サンプルコード
function OnEvent(event, arg)
--OutputLogMessage("event = %s, arg = %s\n", event, arg);
-- イベントが発生したボタン番号をチェックする
if arg == 4 and event == "MOUSE_BUTTON_PRESSED" then
-- 番号 4 のマウスボタンでイベントが発生した場合
OutputLogMessage("Start script\n");
-- マウスの右ボタンを押した状態とする
PressMouseButton( 3 )
-- ctrl キーが押されていない間、待機する
while not IsModifierPressed( "ctrl" ) do
Sleep( 100 )
end
-- マウスの右ボタンを離す
ReleaseMouseButton( 3 )
OutputLogMessage("End script\n");
end
end
コード解説
今回のサンプルは以下の記事で解説したサンプルで押しているキーを右クリックに変更しただけのサンプルです。そのため、コードの解説については以下の記事をご参照ください。
特定キーを押しっぱなしにする
実行中の様子
00:05 頃にマクロを起動し、マウスからは手を離しています。マクロによってマウスの右ボタンが押された状態となり、連続で釣り竿を振っています。
02:00 頃に ctrlキーを押したことでマクロが停止し、右ボタンを離した状態になって釣りが止まります。
00:47 あたりで何かが目の前を落ちていっていますが、気にしないでくださいw 同時に骨や火薬などを集められるようにトラップタワーを併設しているせいで、モンスター(クリーパー)が上空から地上にダイブしています。
最後に
マインクラフトでの釣り放置をサンプルとしてご紹介させていただきましたが、その他の場面でもマウスボタンやキーの押下状態を維持したり、繰り返し押したいことがあれば、ぜひマクロ(スクリプト)を使って自動化してみてください。
なお、簡単なキーの繰り返し処理についてはスクリプトでなくとも、Logicoolゲーミングマウスではコマンドで代用することが可能です。
今回の例であれば、マインクラフトの操作設定で「アイテムの使用」に適当なキーを割り当てておき、マウスのボタンに特定キーの繰り返しコマンドを設定すれば、釣り放置が可能です。
上記の設定により、コマンドを割り当てたボタンを押すたびに、キーを押し続ける動作の ON/OFF が切り替わります。
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