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【VPS】どのサービスをゲームのマルチプレイサーバとして選ぶか

投稿日:

VPS のレンタルを提供しているサービスとして有名な「ConoHa」と「さくらのVPS」について、ゲームのマルチプレイ用サーバーとしてはどちらを選ぶべきなのか考察してみました。

VPSとは

VPS とは「Virtual Private Server」の略称です。

1台の物理的なサーバー上に仮想サーバー(OS)が何台も稼働できるようになっており、仮想サーバーの内の 1台を自分で占有して自由に使えるサービスです。

一般的なレンタルサーバーは 1つのサーバー(OS)上で複数のユーザーがアプリケーションを利用しますが、VPS の場合は OS が他のユーザーと別れているため、アプリケーションのインストールなどを自由に行えます。

今回の比較対象VPS

本記事では考察の対象として以下の 2つのサービスに絞りました。

  • ConoHa
  • さくらのVPS

理由としては内蔵ディスクに高速なSSD を採用しているからです。

ゲームをサーバーに高速で処理させるに当たり、ディスクI/O(読み書き)の速度は重要です。VPS の料金を節約するためにメモリサイズの低いモデルを選んで、高速である SSD を追加メモリとして代用することもできます。

さらに、他サイトの記事でよく比較されており、上位にランクしていることも理由の 1つです。

性能比較

それぞれのサービスで提供しているサーバの各プランをスペックの観点で以下に比較してみます。 [2020/07/24 時点]

OSメモリ仮想CPUコア数ストレージ(GB)
ConoHaさくらConoHaさくら
Linux512MB113025
1GB2210050
2GB33100100
4GB44100200
8GB66100400
16GB88100800
32GB12101001600
64GB24-100-
Windows1GB225050
2GB3350100
4GB4450200
8GB6650400
16GB8850800
32GB1210501600
64GB24-50-

サービスに変更があるかもしれませんので、詳細については念のためサービス提供元のサイトもご確認ください。

ConoHa
ConoHa for Windows Server
さくらのVPS

全体的な印象として、処理性能に関わる CPU やメモリに関しては、そこまで大きな差がなく、どちらを選んでも良さそうです。

ConoHa のメリット

メモリサイズが 32GB のプランでは仮想CPUコア数が多い

メモリサイズが 32GB のプランを比較した場合、さくらのVPS が 10コアに対して ConoHa は 12コアとなっています。

単純な比較はできませんが、一般的にコア数が多い方がマルチタスクを高速に処理できます。マルチスレッド処理に最適化されたゲームであれば、仮想CPUコア数が多いサーバーの方が快適に動作する場合があります。ただ、ゲームの場合は 1コアあたりの性能の方が重要となる印象が個人的には強いので、劇的に動作が改善するかはゲーム次第です。

メモリサイズが 64GB のプランを選択できる

さくらのVPS では 64GB のメモリを備えたプランが提供されていません。大容量のデータ処理が必要なゲームをプレイする、もしくは大人数でのプレイを想定するサーバーで 64GB のメモリが必要な場合は ConoHa の方を選択することになります。

たかだか仲間内で遊ぶサーバーで 64GB のプランを選択する必要があるのか正直謎ですが。お値段もべらぼうに高いですし。。。

さくらのVPS のメリット

ディスクサイズが大きい

ConoHa はディスクサイズがほぼ 50GB や 100GB となっていますが、さくらのVPS は上位プランになるほどディスクサイズが増加します。

また、さくらのVPS では Linux系OSのプランは初期費用のみで永続的にディスクサイズを 2倍に拡張することもできます。ConoHa ではディスクの追加によって月額料金が最低でも 2,500円ほど増加しますので、ディスクサイズに不安がある場合はさくらのVPS にメリットがあります。

設置場所・料金比較

それぞれのサービスで提供しているサーバの各プランを設置場所と料金の観点で以下に比較してみます。 [2020/07/24 時点]

OSメモリConoHaさくら
設置場所設置場所
東京石狩大阪東京
Linux512MB620円/月585円/月610円/月635円/月
1GB880円/月800円/月850円/月900円/月
2GB1,680円/月1,580円/月1,680円/月1,780円/月
4GB3,280円/月3,200円/月3,400円/月3,600円/月
8GB6,680円/月6,400円/月6,800円/月7,200円/月
16GB13,000円/月12,000円/月13,000円/月14,000円/月
32GB26,000円/月24,000円/月26,000円/月28,000円/月
64GB49,000円/月---
Windows1GB1,800円/月1,000円/月--
2GB3,200円/月2,000円/月--
4GB5,900円/月3,900円/月--
8GB10,500円/月7,700円/月--
16GB19,500円/月14,500円/月--
32GB48,000円/月29,400円/月--
64GB89,000円/月---

サービスに変更があるかもしれませんので、詳細については念のためサービス提供元のサイトもご確認ください。

ConoHa
ConoHa for Windows Server
さくらのVPS

ConoHa のメリット

東京での Linux系プランが安い

サーバーの設置場所が東京の場合、Linux系OS では ConoHa の方が月額料金が若干安いです。

設置場所が家から近い方がサーバーからの通信のレスポンスも早くなりますので、東京にこだわる場合は ConoHa にメリットがあります。

東京でWindows系プランが選択できる

ConoHa では Windows系OS のサーバー設置場所が東京となっており、さくらのVPS では石狩となります。

設置場所を東京にこだわる場合は ConoHa にメリットがあります。

さくらのVPS のメリット

東京以外の国内設置場所が選択できる

Linux系OS 限定となりますが、東京よりも石狩や大阪の方が家が近い場合は、通信のレスポンスという観点でさくらのVPS にメリットがあります。

Windowsサーバーの料金が安価

Windowsサーバーに関してはさくらのVPS の方が月額料金が安いです。月額で千~数千円の差がありますので、かなり大きいですね。

その他

性能や月額料金以外の観点で注目する点を記載させていただきます。

なお、あくまでゲーム用でなるべくコストは抑えたいと思いますので、有料のオプションや機能については比較の対象外としました。

ConoHa のメリット

最低利用期間がない

ConoHa には最低利用期間が設定されていないため、利用しなくなった場合はすぐに解約することができます。

さくらのVPS は最低利用期間が 3ヶ月のため、3ヶ月以内にサーバーを使わなくなった場合は余分に料金を支払うことになってしまいます。

時間課金

当月の利用期間が1ヶ月に満たない場合は 1時間単位での課金となります。

月の途中で契約・解約した場合に余分なコストを発生させずに済みます。

※サーバーを停止していても課金されます。必ず削除が必要なことに注意してください。

サーバーイメージの保存

サーバー内の特定のデータではなく、OS も含めてサーバーまるごとイメージデータとして保存することができます。保存しておくと、サーバーがうまく動作しなくなった時に後でイメージデータから復旧することができます。

50GB までなら無料で利用できるため、OSと1ゲームのインストールのみであれば大体 50GB以内に収まり、無料で利用できると思います。

さくらのVPS のメリット

2週間の無料お試し期間

2週間以内に契約を解除すれば無料でサーバーを利用することができます。ゲームが実際に構築できるかどうかや、複数人でのプレイに問題がないかどうかなどを費用を掛けずに試すことができます。

容易なパケットフィルタ ※Linux系OS限定

サーバーに対して許可する通信の制御をコントロールパネルで視覚的に VPSサービス側で設定することができます。OS 側でパケットフィルタ(iptables、firewalld など)を設定するよりも簡単です。

最後に

「ConoHa」も「さくらのVPS」もゲーム用サーバーとしては申し分なく、重視したい点によって選択は変わってきそうです。

ポイントConoHaさくらのVPS
途中解約した場合に無駄なコストを掛けたくない
3ヶ月以内に利用しなくなる可能性を考慮したい
しばらく運用してちゃんと動作することを確認できるまで課金したくない
東京のサーバーで安い方を使いたい
サーバーからのレスポンスを重視していて、家が東京よりも石狩や大阪に近い
安くWindowsサーバーを使いたい
ディスクサイズに余裕を持たせたい
OSイメージのバックアップを無料で取得したい
ゲームで使う通信ポートの開放・制限を VPSサービス側で簡単に制御したい(Linux系OS)

ConoHa
ConoHa for Windows Server
さくらのVPS

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