USBハブの電力不足で XIM APEX がマウスやキーボードを認識しない現象に悩まされてしまったので、現象や実施した対処についてご紹介させていただきます。
なお、XIM APEX はキーボード・マウスで PS4/Xbox のゲームを遊べるようにするコンバータです。XIM APEX って何?、という方は以下の記事をご参照ください。
【XIM APEX】キーボード・マウスでPS4/Xboxのゲームを遊ぶ
現象
XIM APEX 付属の USBハブにマウス、キーボード、を接続しても認識されず、アプリ上にアイコンが表示されない状態でした。
この状態でマウスやキーボードのボタンやキーを押しても、当然何も入力できませんでした。
また、XIM APEX 本体や USBハブを何回か接続し直すと、たまに認識することがありました。しかし、しばらく使用していると急に入力できなくなります。
最初はUSBハブの電力不足を疑いました。ただ、他の方の事例では、電力不足の場合はアプリ上に「Power Fault」や「電源故障」というエラーが表示されており、USBハブの電力不足ではないように思えました。
初期不良に当たったのだと思い、販売代理店への問い合わせが面倒だな、とか高い買い物をしたにも関わらずすぐに使えないことへの悔しさを感じていました。
電力不足だと気付いたきっかけ
問題箇所の切り分けとして、XIM APEX 本体を外し、付属の USBハブを PS4 に直接接続すると、デバイスを認識することを確認しました。これで、付属の USBハブに問題がないことは確認できました。
そのため、XIM APEX 本体の問題だと考えたのですが、XIM APEX 本体に接続した時に USBハブのランプがたまに消えて、しばらくするとまた点灯することに気が付きました。
ランプが点灯した状態
しばらくするとランプが消灯
USBハブに十分な電力が供給されていないために、このような状態になるのではと考えました。
セルフパワーの USBハブに付け替えてみる
セルフパワーの USBハブを購入し、マウス、キーボード、コントローラを接続後、XIM APEX に接続すると一発ですべてのデバイスが認識され、アプリ上にアイコンが表示されました。
その後、急に入力を受け付けなくなることもなく、安定して使えています。
ちなみに、付属の USBハブに ACアダプタを購入して接続することでセルフパワーとすることもできます。

UGREEN ACアダプター DC 5V 2A ジャック 3.5 mm
私の場合は、近くの家電量販店にACアダプタのみで売っておらず、Amazon 等の通販では届くのが待ちきれなかったため、結局セルフパワーの USBハブを購入してしまいました。
私が購入した USBハブは以下です。

エレコム USB3.0 ハブ 4ポート ACアダプタ付 セルフ/バス両対応 マグネット付 ブラック U3H-T410SBK
上記以外の USBハブでもセルフパワーのタイプであればどれも問題なく使えると思います。
合わせておすすめのグッズ
XIM APEX を使うならゲーミングマウスパッドがオススメです。
XIM APEX では「マウスの移動距離=コントローラのスティックの傾き」であり、咄嗟に視点を 180度動かそうとマウスを大きく動かしても、スティックの最大入力以上には視点を動かすことができません。そのため、大きく視点を動かすにはマウスを継続して大きく動かす、つまり最大の傾きでのスティック入力が継続する状態を作る必要があります。
マウスパッドが小さいとすぐにマウスの移動が限界になってしまいますので、サイズの大きなゲーミングマウスパッドを使うことを推奨します。
また、XIM APEX ではポーリングレート(レポートレート)が 1000Hz のマウスに対応しています。ポーリングレートは「マウスを操作した情報を 1 秒間に何回送信できるか」を表しており、値の高いマウスほど 1 秒間にたくさんの情報を XIM APEX に送ることができます。たくさんの情報を送ることができるほど、より精確な操作ができます。
さらに、キーを割り当てられるマウスのボタンが多いほど、左手の操作負担を減らすと共に、より素早くアクションを取ることができます。
せっかく XIM APEX を使うのであれば、1000Hz のポーリングレートや多くのボタン割当に対応しているゲーミングマウスを使ってみてはいかがでしょうか。
皮脂や唾、手垢、汗などで表面は見えない雑菌だらけです。 衛生上も問題ですし、気持ち良く使うためにも、こまめに拭きとってキレイにしましょう。
まとめ
- XIM APEX がデバイスを認識しない場合、電力不足のエラーが表示されていなくても電力不足による動作不良の可能性がある
- 電力不足の場合は、付属の USBハブをセルフパワーの USBハブに入れ替えることで改善する
- 付属の USBハブに ACアダプタ(別売)を接続すると、セルフパワーとすることもできる